毎年年度末に実施している「ボランティアの集い」を実施しました。ボランティアほか４０名の方にお集まりいただきました。
今年の研修会は、京都府で活動されている『「やさしい日本語」有志の会』の杉本　篤子先生の講演会を開催しました。『外国人に伝わりやすい「やさしい日本語」を学ぼう』をテーマにお話しいただきました。
「やさしい日本語」は外国人に伝わりやすくするために、難しい言葉を避けたり、短いかんたんな構造の文章にしたりした日本語のことです。災害時は、地域に住む多くの外国語を話す人に対して翻訳情報を出すことは難しく（英語だけの情報提供では非英語圏の外国人に情報提供できません）、翻訳では素早い情報提供も難しくなります。災害時の情報不足は、時には生死にかかわる重要な問題になります。その対策として、やさしい日本語は注目されています。
今回は、そのような「やさしい日本語」が必要な理由や特徴について杉本先生からお話を聞きました。また、自分で作るための練習もしました。災害時はもちろん、ボランティアのみなさんが今後活動される中でも、「やさしい日本語」は役に立つ考え方だと思います。ぜひご活用いただければと考えております。

後半は、今年度の活動報告やボランティア同士の交流会をしました。活動報告では、多くのボランティアさんのご協力で実施されたたくさんの活動をご紹介することができました。また、交流会では和やかな雰囲気の中、楽しく意見交換などをして交流いただくことができました。ご参加いただけた皆様、ありがとうございました。今回ご出席いただけなかった方も、またの機会にぜひご参加ください。

平成２９年度も、ボランティアの皆様には大変お世話になりました。引き続き平成３０年度もご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。

講演会の様子